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エアーフレイク開発秘話!

  • 布団のレンタル、オーダーメイド、エアーフレイク 福山市 イシケン株式会社
  • きっかけは平成15年、中国で発生した鳥インフルエンザが猛威を振るった頃!

布団のレンタル、オーダーメイド、エアーフレイク 福山市 イシケン株式会社
多くのアヒル・ガチョウ等が処分されました。そのため羽毛原料が供給不足状態に陥り価格が高騰しました。

「今後もまた同じ事は起こる可能性は高く、また中国の経済発展で、購買層が増え衣料・寝具での需要が高まればさらに供給不足が加速し入手が難しくなり我々が入手できない時が来るのではないか。」
とそんな危機感を覚えました!!

この流れから抜け出すには原料を自ら製造し安定供給をはかる。そしてそれを使い商品化・販売する事。これしかない。
もちろんオール日本製で。おりしも消費者ニーズは「清潔・洗える・ホコリが出ない」に関心が寄せられていた事も追い風ととらえ羽毛の暖かさとポリエステルの清潔・洗える面を併せ持つ全く新しい素材「人工羽毛」(ハイブリッドファイバース)を開発する!そう決断した事がすべての始まりでした。
  • 布団のレンタル、オーダーメイド、エアーフレイク 福山市 イシケン株式会社
  • 誰もが成し得無かった擬似羽毛の開発が始まった!

繊維には世界3大発明があります。
シルクの代わりに発明されたのが、ナイロンで、ウールの代わりの発明されたのがアクリル、綿の代わりはポリエステルです。
唯一完成していないものが羽毛でした。
中素材であれば他の業種(特に衣料)の方面にも使ってもらえる可能性がある事が開発を決断した大きな要因でした。
布団のレンタル、オーダーメイド、エアーフレイク 福山市 イシケン株式会社
後に「エアーフレイク」と名がつく人工羽毛の開発が始まりました。
ダウン本体を観察し構造を分析、バイオミメティックス(生体模倣技術)を取り入れ開発が進みました。
そして機械的な量産方法もイメージしながら試作を繰り返す。何度か試作品を作っては失敗を繰り返した後、人工羽毛のダウンボールサンプルができあがった。これは、潰してもエアーを吹き付けると復元する特長を備えたものでした。

早速、このサンプルをもとに協力してくれそうな企業・メーカーに話を持ちかけるが上手くいかず困っていたときにいたところ、当時お取引きがあった倉敷紡績?さんがお声をかけてくださり、
目指す先と志が同じであることからイシケン?と倉敷紡績?が共同で人工羽毛開発プロジェクトが始まりました。
しかし、最初は希望する趣旨のものと全く違う見本が出来上がり、なかなか進歩がありませんでした。
  • 布団のレンタル、オーダーメイド、エアーフレイク 福山市 イシケン株式会社
  • 雲をつかむような気持ちでの開発

布団のレンタル、オーダーメイド、エアーフレイク 福山市 イシケン株式会社

布団のレンタル、オーダーメイド、エアーフレイク 福山市 イシケン株式会社

1年ほど過ぎた頃、本格的な共同開発が始まりました。
倉敷紡績?は紡績を得意とした大手メーカです。このような新規の開発には、どんな困難にも負けず、あらゆる可能性を試すだけの人材が必要と考えられ、当時、四国の北条市にある北条工場に勤務されてた大西様に白羽の矢が当たり、その北条工場で、エアーフレイの開発がはじまりました。

最初は畳4畳半ほどのビニールクロスで仕切った試験室に、試作用の中古機械を1台すえてはじまりました。まず、取りかかったのは、最終形状及び素材の選択を決めることでしたが、素材の組み合わせですか、何万通りとあり、検証が必要なため、ひたすら手作りで見本を作製しては失敗、そして次の組み合わせと繰り返し、どの組み合わせが、嵩高、軽量、形状保持、量産化を満たすものか、マトリスク方法で選別を繰り返しました。約1粒0.1gなため実際のテストに30g以上は必要です、そのため300個以上の試作品が無いと検証できず困難を極めました。

その後、量産の方法を模索しやっと量産機の投入となりました。
そのころには、試験室もエアーフレイク開発室となり、規模も20畳ほどに拡大しました。

ただ、ここからが大変でした。量産機になると試作機と同じものが出来ず、調整を繰り返すことが大変でした。新しいものを作ると言うのは、その新しいものを作る機械も世の中には無く、また、今進めてる方向性が本当ベストかわからないので、雲をつかむよな思い出開発は進みました。
  • 布団のレンタル、オーダーメイド、エアーフレイク 福山市 イシケン株式会社
  • 5年間の開発の結果、エアーフレイクは誕生しました!

布団のレンタル、オーダーメイド、エアーフレイク 福山市 イシケン株式会社

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この新素材(エアーフレイク)を完成させる事で今までにない市場を生み出し、そこに関わるすべての企業・人々が幸せになれるそんな思いを実現する為に研究・開発を進め5年の月日をかけついに完成に至りました!
H19年 展示会に出品
H20年 枕専用エアーフレイクを開発 エアーフレイク枕として製品化。
H21年 中綿にエアーフレイクを使った防寒用あったかネックパッドを展開。
H22年 さらなる改良を加えかさ高性と保温性の実現に成功。 ついにふとん用素材エアーフレイクの完成。
それはエンドレス状繊維の為一般の短繊維綿とは全く違い、とにかくホコリが出にくく、軽く、洗濯出来て、羽毛ふとんに劣らぬ温かさとダウンのようなふんわり感を実現することができました。

昨年 羽毛原料の価格がまた高騰し消費者の羽毛布団の代替え商品への需要は一挙に増え、増産に次ぐ増産と生産が間に合わない程出荷され多くのお客さまにご使用いただけるようになりました。